
ITmediaニュースというサイトに、
「究極のデザインは卵」 ジョブズの製品哲学、元Apple副社長に聞く
という記事が掲載されています。
タイトル通り、Appleの創業者の故スティーブ・ジョブス氏の哲学に関するものです。ジョブス氏のエピソードは様々に語られており、賛美するものもあれば批判的なものもあります。
しかし前回述べたように、人にはそれぞれ個性もあり、良い点は学ぶべきと言えます。基本的にはシンプルなものが好きな様で、ジョブス氏の補佐役だったエリオット氏は、ジョブス氏は仏教の影響を受けていたといいます。
「商品づくりやデザインで本当にシンプルなものにひかれていた。仏教の精神は自然と調和しているシンプルなものだし、彼の生活も非常に質素で、お金にまったく価値を見いだしていなかった」。そのこだわりを示すエピソードとして、ジョブズ氏はMacの開発時に「究極のデザインは卵だ」と発言していたという。アップル製品のカラーに白が多いことに加え、iPodなどでのボタンの少なさに卵からの影響があるとエリオット氏はみる。
タマゴが究極なのか否かは別として、自然と調和したシンプルなもの、というと実際日本庭園などを思い出します。
しかし、シンプルというのは多機能と違って、使い難いかの印象もありますが、現実には極めて使いやすい製品が多いことも特徴の一つです。
まず驚くのは、キーボードをどうやって排するかという思想です。これはPCを操作するなら、誰でも通る関門ですが、「慣れてくれ」というのが普通のメーカーの考えです。そして、慣れてしまった人間というのは、実は初心者のことを忘れがちでもあります。
ジョブス氏も、当然ながらキーボードの操作は手慣れたものでしょう。しかし初心者にとって敷居の高いキーボードを無くそう、という発想は凄いものです。ただ、この思想があった為にマウスの発明に至ったのだと思います。
そして個人的に最も貴重と思えるのは、エリオット氏の写真の下にある文章、
「自分がユーザーとして使いやすい商品にこだわっていた」と語る米アップル元副社長のジェイ・エリオット氏というものです。
シンプルで簡素(同じか^^;)、というのはそっけなくも見えます、一見すればこれでもか、と機能を詰め込む日本の製品の方が、サービス精神旺盛なように見えますが、自分自身もユーザーとして、つまりユーザー目線に立った場合の配慮、という点では、ジョブス氏の製品の方に一日の長があるようです。
機能を詰め込むのは、機能競争に陥っているという点もありますが、どこか「売る為」という匂いがして、その為に本当に使いたい機能が、その他いろいろな機能に埋没して、見つけ難いと感じることがあります。
この「売る為」と「ユーザーの為」との違いは、何か差を生むようです。日月神示風にいうと
「心配(こころくば)り」でもあり、自分がユーザーとなって、使い易いものにする、という視点は、
「自分がして欲しいと思うことを他人にも施せよ」、というキリストの言葉とも合致します。
これは以前にも述べた事がありますが、売り上げの為のへりくだったサービスと、本当に歓迎する意味のおもてなしとは、上手く表現できないですが、何かが違うのです。
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